日本の食文化に新たな風！代替肉と培養肉が融合する未来の和食

日本独自の食文化は、世界に誇れる物なんです♪

日本独自の食文化には、器の繊細な美、それを使った美しい盛付、しつらいともてなしの心、旨味という味わいを際立たせた調理技術などの優れた特色があります。また、栄養バランスに優れた健康的な食として、世界でも関心が高まってるんです。

日本の食文化には、和食があります。和食は平成25年にユネスコ無形文化遺産に登録された、伝統ある食文化です。和食は、米や麺類を主食とし、魚介類や野菜を多く取り入れたバランスの良い食事です。

日本の食文化と代替肉・培養肉の関係
世界の代替食品市場の動向
1. 市場規模と成長率
2. 主要国・地域の動向
日本における代替肉・培養肉の需要と事業展開
食肉産業と代替肉・培養肉の関係
酪農家と代用肉
まとめ

日本の食文化と代替肉・培養肉の関係

日本では、肉類の消費量が米国と比較して半分以下であり、また、代替肉と言う言葉はありませんでしたが、すでに大豆を始めとする豆製品から植物由来のたんぱく質を摂取する食文化があるため、健康や環境保護意識の高まりで、代用肉の認知度が高まったのでないでしょうか？本来、米国人に比べて抵抗が低く受け入れやすい我々ですが、やはり新たな食品への抵抗感が否めないですね。

日本の食文化の特徴

和食は、多様で新鮮な食材と素材の味わいを活用し、バランスがよく、健康的な食生活を目指す食文化です。和食の代表的な具体例としては、お寿司、天ぷら、おでん、うどん、そば、お好み焼き、たこ焼き、焼き鳥などがあります。また、和食は季節感を大切にするため、季節に合わせた旬の食材を使った料理も多くありますよね♪

和食の歴史

和食の歴史については、日本の歴史とともに発展してきたと言われています。日本における和食の起源は古代中国から伝わった「漢方薬」であり、その後日本独自の文化として発展していったとされています。

和食の栄養価については、バランスがよく、健康的な食生活を目指すことができます。和食は野菜や魚介類を中心にした料理が多く、栄養バランスが良いことが特徴ですね。

和食の調理法については、煮物や焼き物など様々な調理法があります。また、和食では素材の味を生かすことが大切であるため、シンプルな調理法が多いことも特徴です。

代替肉・培養肉との関係

和食には豆腐や納豆などの大豆製品が多く含まれており、代替肉にも大豆が使われることが多いため、代替肉は和食にも合うと言えます。また、培養肉はまだ開発段階であり、和食に取り入れられるかどうかは未知数ですが、肉同様になると言われてるので、培養肉の一般販売が待ち遠しいですね。

ニュースにもなってご存知の方もいらっしゃると思いますが【モスバーガー】も代替肉のバーガーを販売してます。

しかし完全な代替肉だけでは無く、豚肉、鶏肉、牛肉を一緒に混ぜた『ソイパティ』を販売してます。普通のモスバーガーとソイモスバーガーを食べ比べて見ましたので、成分と一緒に写真を共有しますね♪

お店で撮影は、迷惑と思い持ち帰りをしたらソースが付いて汚くすいません。
そして、バンズをめくった肉アップも撮影しました。

見た目で違い分かりますか～？ソイモスバーガーの方が少し肉が薄い感じですが、正直言って食べ比べても違いが分かりませんでした。そしてカロリー表もお伝えしますね♪

	モスバーガー	ソイモスバーガー
価格	￥440	￥460
重量	210.8g	207.7g
カロリー	368kcal	342kcal
たんぱく質	15.6g	13.1g
脂質	16.0g	12.8g
炭水化物	40.6g	43.9g
コレステロール	30mg	５mg
食物繊維	3.1g	3.9g
食塩相当量	2.1g	2.1g

モスバーガー：ソイモスバーガー比較表

ビタミン表もお伝えしますね♪

	モスバーガー	ソイモスバーガー
ビタミンA	29μg	20μg
ビタミンB1	0.11mg	0.11mg
ビタミンB2	0.10mg	0.07mg
ナイアシン	2.6mg	1.2mg
ビタミンC	10mg	10mg
ビタミンD	0.2μg	o.oμg
ビタミンE	1.7mg	1.6mg

モスバーガー：ソイモスバーガービタミン比較表

完全なる代替肉ではないので、値段を含めてあまり違いないですね♪
しかし、味も変わらないので、コレステロール値を指摘されてる方は良いと思います。

世界の代替食品市場の動向

世界中で、代替食品市場が急速に拡大しています。特に、北米は代替食品市場のシェアをリードしており、環境問題や倫理的側面の高まりから、持続可能な方法でタンパク質を生産することに注目が集まっています。ビーガン人口の増加、代替タンパク質製品への投資の増加、健康的で栄養のある製品に対する需要の増加、食品産業における技術の進歩などが北米の優位な地位に貢献しています。

ビーガン？ベジタリアンと違いは、こちらの記事で詳しく紹介してます。

【ベジタリアン】向け代用肉の選び方と使い方。ビーガンとの違い！

ベジタリアンやダイエットを希望する人に向けて、適切な代用肉の選び方と効果的な使い方を紹介します。効果: 健康的な食事を維持しながら、栄養摂取や食事のバリエーションを豊かにするために、ベジタリアン代用肉の選択と創造的な調理方法を紹介します。

シンガポールは、動物の細胞から人工培養でつくる「クリーンミート」（屠殺された動物のものではない食肉）の販売を、世界で初めて承認しました。これにより、米サンフランシスコを拠点とする新興企業「イート・ジャスト」が培養鶏肉を販売できる道が開かれました。

また、米国食品医薬品局（FDA）により、培養肉の販売が初めて『2022年11月16日』承認されました。これにより、培養肉のスタートアップであるUpside Foodsがバイオリアクター（生物反応装置）で育てた本物の動物細胞からつくられた鶏肉を、米国で販売できるようになりました。

これらは、世界中で代替食品市場が急速に拡大していることを示していますね。

市場規模と成長率

代用肉の市場は急速に拡大しています。世界の肉代替品市場規模は、2022年から2030年までの予測期間中に年平均成長率（CAGR）7.7％で成長し、2030年には114億3010万米ドルに達すると予測されます。また、矢野経済研究所が発表した2020年の代替肉の世界市場規模は2,572億6,300万円で、2020年以降は年間22％の平均成長率で推移し、2025年は6,732億1,900万円、2030年には1兆8,723億2,000万円に到達すると試算されています。

このような急速な成長は、健康志向の高まりや環境問題への関心が高まる中で、代用肉が持続可能な食料生産に向けた大きな一歩として期待されていることが背景にあります。代用肉は植物性タンパク質を主原料としており、従来の家畜肉よりも環境への負荷が小さいことが特徴です。

このように、代用肉は健康や環境に配慮した食品として注目を集めており、今後も市場規模が拡大することが予想され楽しみですね♪

主要国・地域の動向

北米の代用肉市場は、2020年から2025年の予測期間中に、年平均成長率（CAGR）が5.89％に達すると予想されています。これは、ビーガニズムの漸進的な採用による国内でのビーガン食品の需要の高まりが、肉代替品の市場を牽引しているためです。

日本でも日本の代用肉市場は、2030年まで年間複合成長率7.7％で成長する見込みなんです。

日本における代替肉・培養肉の需要と事業展開

日本の代替肉市場は、植物肉、微生物発酵肉、培養肉の3種類が存在します。代替肉は、従来の家畜肉よりも環境への負荷が小さく、効率的にタンパク質を得られる方法と言えます。日本ハムは、2030年度を目標に売上高100億円を目指し、代替肉や培養肉を扱う「エシカル事業」を設立しました。

日本ハムのエシカル事業とは？

日本ハムは、2030年度を目標に売上高100億円を目指し、代替肉や培養肉を扱う「エシカル事業」を設立しました。この新規事業推進部は、「ウェルネス事業」、「エシカル事業」、「エンタメ事業」の3本柱と位置付けられており、23年度までの3カ年で事業モデルを構築し、収益源に育てることが目標の事業計画なんです。今後、日本ハムの動向が楽しみですね。

食肉産業と代替肉・培養肉の関係

実は、食肉産業と代用肉産業は、現在、お互いに影響を与え合っています。世界的な環境意識・健康志向の高まりを受けて、肉を代替する技術の開発が新興企業を中心に相次いでいます。本物の肉と比べて生産時の二酸化炭素や水の消費を削減できるほか、食肉が抱える倫理的な問題、感染症による供給網の寸断リスク回避、世界的な人口爆発への対応が背景にあります。

食肉産業では、大手企業も植物性たんぱく質に軸足を置き始めています。例えば、JBSは20年6月に肉なしたんぱく質を発売し、21年4月には欧州3位の植物肉メーカー、オランダのビベラ（Vivera）を4億800万ドルで買収しました。タイソンやスミスフィールド、ホーメル、カーギルなども独自の植物肉を提供しています。

今後も食肉産業と代用肉産業はお互いに影響しあいながら発展していくと思われます。

酪農家と代用肉

酪農家は、代替肉の需要増に危機感を抱いています。植物由来のフェイクミートの需要が、コロナ禍を経て全米で急増して来ました。畜産業界が危機感を抱いています。また、酪農家は新型コロナやウクライナ侵攻が大きな影響を及ぼしており、苦境に立たされています。

一方で、酪農家の経営判断や国の政策が問題を深刻にした面も見逃せません。持続的な生産のためには、少しずつでも自給の飼料を増やし、コストを抑えた生産を促す努力をされてます。全てが代用肉になる訳では、無く肉も食べたいのは当然ですし、酪農家さん達の努力を国も支え欲しいですね。

まとめ

日本が誇る和食文化に新たな未来が広がりそうですね♪

培養肉の販売がまだな日本で、人気の高い代替肉。
種類も沢山ありますよね♪今回は『大豆ミートミンチタイプ』の紹介にしたいと思います。
毎回、記事に少しずつオススメを紹介して行きます(^^♪
是非ともブックマークに【トップページ】を登録してくださいね♪

今回は、水餃子とキーマカレーを作り食べてみたので紹介します。
この大豆ミートは乾燥ミンチなので、5分ほど茹でて水で軽くもみ洗いをし、絞れば普通の挽肉と同じ方法で料理出来ます。しかも、挽肉と味や食感の違いを分かる方が少ないと思いますよ♪

普通にキーマカレーで、挽肉との違いが分かりませんでした。

100g当たり	牛挽肉	豚ひき肉	大豆ミート
脂質	21.1g	17.2g	3.0g
コレステロール値	64.0mg	74.0mg	0.0mg
食物繊維	0.0g	0.0g	17.8g
カルシウム	6.0mg	6.0mg	270.0mg
鉄	2.4mg	1.0mg	7.7mg
ビタミンB1	0.1mg	0.7mg	0.7mg
ビタミンB2	0.2mg	0.2mg	0.3mg